3歳の息子が「ヘイSiri!」を覚えてから、気づけばスマホを手放さなくなりました。
パパの顔を見るたびに「スマホ貸して!」。最初は微笑ましく見ていましたが、次第に遊びの中心がスマホになり、親として不安を感じるように。
試行錯誤の末にたどり着いたのが、Siri機能をOFFにすること。
これだけで1週間ほどで「スマホ貸して」と言わなくなり、驚くほど効果がありました。
今回は、そんなわが家の実体験をもとに、3歳児のスマホ依存をやめさせたシンプルな対策法を紹介します。
3歳がスマホ依存になるきっかけ
ある日のドライブ中に起きた『ヘイSiri事件』
うちの息子は、もともと親の言葉をよくマネするタイプ。
ある日のドライブ中、ふと「パパ、藤井風が聞きたい」と言われました。
運転中でスマホを触れなかった私は、何気なく「ヘイSiri、藤井風の音楽を流して」と声をかけました。
するとその瞬間から、息子はSiriの虜に。
まるで友だちに話しかけるように「ヘイSiri!」と呼びかけ、楽しそうに遊ぶようになりました。
Siriがすぐ反応してくれるから、子どもにとっては“おしゃべり相手”のような存在だったのでしょう。
最初のうちは「日本語の練習にもなるかも」と前向きに捉えていました。
でも次第に、SiriだけでなくLINEを開いたり、勝手に電話をかけたり…。
気づけばスマホが“おもちゃ”になり、親として悩みの種に変わっていきました。
「パパのスマホ貸して!」が日常に
やがて息子の口癖は「ヘイSiri」から「パパのスマホ貸して!」に。
顔を合わせるたびにスマホを探し、ひどい時には帰宅した私のポケットをあさるようにまでなりました。
「おかえり」より先にスマホを探す息子の姿に、さすがに危機感を覚えました。
わが家が実践したスマホ対策【Siriを完全OFF】
まず「Hey Siri」機能をオフにしました
設定方法は簡単です。
「設定」→「Siri」→「Siriに話しかける」→「オフ」
これで「ヘイ、Siri」と呼びかけても一切反応しなくなります。
最初のうちは「なんで反応しないの?」と不思議がっていましたが、数日もすれば慣れてくるものです。
ところが、子どもは意外と観察力が鋭く、ある日ホームボタンの長押しでSiriが使えることを再び「ヘイSiri」遊びが復活しました。

※このマークが出たら喋れることに気付いてしまった💦
次の一手、Siri機能自体を完全にOFFに
設定手順は以下の通りです。
「設定」→「Siri」→「Siriに話しかける」→「ホームボタンを押してSiriを使用」をオフ
これでホームボタンを押しても、Siriは一切起動しません。
はじめの数日は「あれ?なんで使えないの!」と不満を口にしていましたが、数日もすれば自然と諦めるようになります。
実際、数日後には「スマホ貸して」と言うことが減りました。
大切なのはデジタルとの距離感
ドライブ中など、どうしても手が離せないときに知育アプリを使うのは現実的な選択です。
ただし、一番危険なのはつい頼りすぎること。
「静かにしてくれるから」「便利だから」とスマホを渡すのが習慣化すると、気づかぬうちに親も子も依存のサイクルに入ってしまいます。
子どもは親の背中を見ています。
親がスマホばかり見ていれば、子どもも同じように画面を見つめるようになります。
まずは親がスマホから目を離し、子どもの目を見て話す。
それが何よりのスマホ対策であり、信頼関係を育てる第一歩です。
まとめ
Siri機能をOFFにすることは、あくまで手段のひとつに過ぎません。
本当に大切なのは、スマホはおもちゃではないということを、親が子どもにしっかりと伝えることです。
そのためには、まず親自身のスマホとの向き合い方を見直すこと。
子どもは親の行動をよく見ています。
親がスマホばかり見ていれば、子どもも同じようにスマホに惹かれていくものです。
親がスマホから目を離し、子どもをしっかり見つめる。
それこそが、どんなアプリ制限よりも効果的な「スマホ対策」と言えるでしょう。



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