「副業を始めたいけど、自分にできるのかな…」
そんな風に悩んでいた時期が、かつての私にもありました。
特別なスキルもなく、何をどう始めればいいのかも分からない。
「結局、稼げるのは一部の人だけなんじゃないか」と思い込み、行動できずにいたんです。
それでも小さな一歩を踏み出してみた結果、半年で月3万円を稼げるようになりました。
金額だけを見れば大きな額ではないかもしれません。
でも、その3万円は初めて自分の力で稼げたお金です。そして見える世界を大きく変えてくれました。
今回は、副業を始めたきっかけや副業で3万円を稼いで変わったことについてお話しします。
副業を始めようか迷っている方に、少しでも背中を押せたら嬉しいです。
副業を始めようと思ったきっかけ3選
副業を始めようと思った理由はいくつかあります。
その中でも特に大きかったのが、次の3つです。
会社に依存する人生にストレスを感じていた
高卒で入社してから10年。
一度も転職もアルバイトも経験せず、同じ会社で働き続けてきました。
仕事自体は嫌いではありませんでしたが、どれだけ頑張っても給料はほとんど変わらない。
確かに安定した給料は良い側面もあります。
でも、安定の裏にある「依存」というリスクに気づいてから、次第に会社だけに人生を預けることに強いストレスを感じるようになりました。
「自分の力で稼ぐ手段を持ちたい」それが副業を意識した最初のきっかけでした。
このままでは「何者にもなれない」気がした
入社してから部署異動も配置転換もなく、気づけば10年同じ仕事。
ある日ふと、「もし40歳を過ぎてこの仕事がなくなったら?」と想像したとき、ゾッとしました。
何のスキルもないまま年齢だけ重ねた自分。
若手から「古い人」と見られ、何の強みも示せない未来。
そんな姿を思い浮かべた瞬間、「今のうちに変わらなきゃ」と強く思いました。
資格の勉強も始めましたが、それ以上に「実践的なスキルを身につけたい」と思った。
それが、副業を始める2つ目の理由です。
「資産の余裕」=「心の余裕」になると気づいた
お金のために働くのではなく、お金に縛られずに働くために資産を築く。
それが自分の理想です。
資産があれば、嫌なことがあっても冷静に距離を取れる。
心の余裕が生まれ、選択肢も増える。
そう実感してから、「お金を稼ぐこと=自由を増やすこと」だと考えるようになりました。
スキルもまた「自分自身の資産」です。
この2つの資産を築くために、副業を始めました。
いつか「会社を辞めるかどうかを自分で決められる人生」を手に入れるために。
副業で3万円を稼いで変わったこと3選
副業を始めたのは2025年6月。
最初は右も左も分からず手探り状態でしたが、気づけば10月の収入が3万円を突破していました。
わずか半年。けれど、その間に自分の中で確実に変わったことが3つあります。
毎日の充実度が格段に上がった
私は主に「取材ライター」として活動しています。
一人でお店を取材したり、家族と子連れ施設を訪れたり、現場の方に話を聞いたり。
仕事とはいえ、体験の延長線上にあるため、趣味と仕事の境界がいい意味で曖昧になりました。
「仕事=疲れるもの」というイメージが、自分の中から消えていった感覚があります。
家族と過ごす時間も増え、同時に記事のネタにもなる。
副業を始めてから、毎日の充実度が確実に上がりました。
自信は「準備」ではなく「実践」で育つ
社会人歴10年。
それなりに経験は積んできたつもりでしたが、会社の肩書きを外すと、スキル面で胸を張れる自信はありませんでした。
「スキルをつけてから副業を始めよう」そう思っていたのです。
でも、実際にやってみて気づきました。
自信は準備でなく、行動の積み重ねでしか生まれないということ。
最初は記事の書き方も分からず、失敗も多かった。
けれど、その「失敗の数」こそが今の自信を作ってくれています。
不完全でも始めてみる。
それが副業を続けるうえで、最も大切な一歩だと思います。
3万円がもたらした「お金以上の価値」
本業なら、残業を少しすれば3万円はすぐ稼げます。
でも、副業で得た3万円にはそれ以上の価値がありました。
まず、お金の自由度が上がりました。
生活費は本業でカバーしているため、副収入は「完全に自分の意思で使えるお金」。
「ちょっと贅沢してもいいか」と思える心の余裕が生まれたんです。
そして何より、「自分の力でお金を生み出せた」という経験が、想像以上に精神的な支えになります。
たとえ会社で嫌なことがあっても、
「最悪、副業がある」と思えるだけで気持ちが軽くなる。
この3万円は、単なるお金ではなく、自分で稼ぐ力を持った証でした。
副業を始めようか迷っている人へ伝えたいこと
副業は、誰かに強制されるものではありません。
だからこそ、自分から一歩を踏み出すのが難しい。
不安や迷いを感じるのは、むしろ自然なことです。
けれど、副業で何より大切なのは目的を持つことだと思います。
「なぜ自分は副業をしたいのか?」
この問いに答えられる人ほど、継続できます。
私の場合、その理由は将来への備えとスキルを身につけたいという思いでした。
この目的があったからこそ、思うようにいかない時期も諦めずに続けられたんだと思います。
副業を通じて、新しい出会いもありました。
取材先での人とのつながり、同じ志を持つ仲間。
気づけば、仕事の枠を超えて自分の世界が少しずつ広がっていました。
そして今ははっきり言えます。
副業は、収入を増やす手段ではなく、自分を成長させるきっかけです。
完璧な準備なんて必要ありません。
考えるよりも先に、まずは小さく動いてみてください。
たった一歩でも踏み出せば、必ず景色は変わります。
これは間違いありません。
この記事が副業を考える誰かの背中を押すことを願っています。


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