高卒で工場勤務12年して分かった現実|大卒との違いと後悔

夜勤

「工業高校に行けば安定した人生を送れるのか?」
そんな不安や迷いを感じていませんか?

結論から言えば、将来の選択肢や年収面を考えると「大卒の方が有利」です。
厚生労働省の調査でも、大卒と高卒では生涯年収に数千万円の差が出るとされています。

ただし、高校生のときの私はそうは思っていませんでした。
工業高校に進んだ私は「クラスで上位にいれば大企業に就職できて安泰だ」と考えていたのです。

実際にその選択で就職し、工場勤務を続けて12年。
生活に困ることはなく、安定した収入も得ています。

それでも今、はっきりと言えます。
「大学に行けるなら行った方がいい」と。

この記事では、高卒で工場勤務を続けてきた私のリアルな経験をもとに、
「高卒と大卒どっちがいいのか?」を本音で解説していきます。

結論|高卒と大卒どっちがいい?現場12年の答え

結論から言うと、将来の選択肢や安定性を考えるなら大卒の方が有利だと感じています。

ただし、すべての人に当てはまるわけではありません。
人によっては、高卒で働くという選択が合っている場合もあります。

ここでは「高卒でもいい人」と「大卒をおすすめする人」を分けて解説します。

高卒でもいい人

以下のような人は、高卒で社会に出る選択も十分にアリです。

  • やりたいことがすでに明確に決まっている人
  • 早く社会に出て経験を積みたい人
  • 安定した企業に就職できる見込みがある人

実際、高卒と大卒では若いうち(〜30代後半)までは収入差がそこまで大きくないとも言われています。

また、工業高校の場合は大企業への就職ルートがあるのも事実です。
その企業が長期的に安定していると判断できるなら、高卒で働くのも現実的な選択と言えるでしょう。

大卒をおすすめする人

一方で、以下に当てはまる人は大学進学を強くおすすめします。

  • 将来やりたいことがまだ決まっていない人
  • 転職やキャリアアップを考えている人
  • 1つの会社に依存することに不安がある人

社会に出て感じたのは、大卒の方が圧倒的に選択肢が広いということです。

転職市場では「大卒以上」という条件がある求人も多く、
同じスキルや経験があっても、学歴によってチャンスが制限される場面を何度も見てきました。

そのため、将来の変化に対応できる柔軟さを考えると、
やはり大学進学の方が有利だと感じています。

なぜ私は工業高校を選んだのか(中学生のリアル)

中学生の頃の私は、「工業高校に進めば大企業に就職できる」と思っていました。
普通科よりも偏差値が低く、競争も激しくない。その分、工業高校で上位の成績を取れば、大企業への就職ルートが開けると考えたのです。

実際にその選択をした結果、私は大企業に就職し、平均年収以上の収入を得ており生活に困ることはありません。
一見すると「高卒でも十分成功できる」と言えるでしょう。

しかし、この10年で感じたのは、「安定」や「収入」だけで測れない壁があるということです。
転職市場やキャリアアップの場面で「大卒と高卒の差」が思った以上に大きかったのです。

工場勤務12年で感じた「高卒と大卒の決定的な差」

工場で12年働いてきて強く感じたのは、
「高卒と大卒では同じ会社に入ってもスタートラインが違う」という現実です。

入社当初は同じ現場で同じ作業をしていても、
数年後には明確な差が生まれていきます。

私自身も働き続ける中で、次の3つの壁を痛感しました。

給与テーブルの違い

同じ部署で働いていても、高卒と大卒では基本給や昇給額が明確に分かれていました。

企業の制度上、「高卒枠」と「大卒枠」があり、
入社時点で将来の給与レンジがほぼ決まってしまうのです。

実際に同じ仕事をしていても、数年後には給料に差がつき始め、
その差は年数が経つほど広がっていきます。

努力や実績でカバーできる部分もありますが、
制度の壁を超えるのは簡単ではないと感じました。

昇進・キャリアアップの差

工場では、高卒は現場作業、大卒は将来的に管理職という流れがある程度決まっています。

大卒は入社当初から「リーダー職や管理職候補」として育てられる一方、
高卒は現場での作業が中心になりやすく、昇進できる人はごく一部です。

私の職場でも、気づけば年下の大卒社員が上司になるケースが当たり前になっていました。

もちろん実力で評価される部分もありますが、
スタート時点の期待値や育成方針に差があるのは事実です。

転職市場での「学歴フィルター」

私自身も転職を考えたことがありますが、
求人票の応募条件には「大卒以上」と書かれているものが多く、それだけで応募できないケースがほとんどでした。

スキルや経験があっても、
学歴という理由だけで選択肢が狭まる現実を痛感しました。

特に異業種やホワイトカラー職への転職を考えたとき、
この壁は想像以上に大きいと感じました。

【体験談】高卒で良かったと思う瞬間もある

ここまで高卒のデメリットを中心にお伝えしてきましたが、
実際に働いてみて「高卒で良かった」と感じる瞬間もあります。

残業が少なく、生活リズムが安定する

大卒社員を見ていると、遅くまで残業している姿をよく目にします。
給料が高い分、仕事量や求められる責任も大きく、終電近くまで働くことも珍しくありません。

一方で高卒の現場職は、比較的残業が少なく、
三交代勤務であれば決まった時間に帰れる環境が整っていることが多いです。

そのため、生活リズムを保ちやすく、体力的な負担もコントロールしやすいと感じています。


家庭との時間を大切にしやすい

残業が少ない分、家族と過ごす時間を確保しやすいのも大きなメリットです。

私自身も、仕事が終わればしっかり家庭に時間を使うことができ、
子どもとの時間や家族との生活を大切にできています。

ライフステージに合わせて、
仕事と家庭のバランスを取りやすい働き方ができるのは、高卒ならではの魅力だと感じています。

仕事とプライベートを切り分けやすい

私の性格的に、仕事のプレッシャーが強すぎると、
プライベートの時間でも仕事のことを考えてしまい、うまくリフレッシュできません。

その点、高卒の現場職は「やるべき仕事」が明確で、
仕事とプライベートを切り分けやすいと感じています。

仕事が終われば気持ちを切り替えられるため、
精神的な負担が少ない働き方ができていると実感しています。

それでも大卒の方がいいと感じた理由

ここまで高卒のメリットもお伝えしましたが、
12年間働いてきて最終的に感じたのは、やはり大卒の方が人生の選択肢が広がるということです。

その理由を、実体験も踏まえてお伝えします。

学歴だけでなく「人脈」と「経験」が得られる

大学生活では、高校時代よりも多様な価値観を持つ人と出会うことができます。
ゼミ活動やサークル、アルバイトなどを通じて築く人脈は、就職後も大きな財産になります。

また、1人暮らしを経験できるのも大きな魅力です。
生活力や自立心を養える環境は、高卒でそのまま就職した私には得られなかった部分だと感じています。

将来の選択肢が広がる

大卒であれば、総合職・専門職・公務員など、幅広い進路から選ぶことができます。

一方で高卒は、応募できる求人自体が限られており、
キャリアのスタート地点から選択肢が狭くなってしまいます。

さらに、もし就職先が合わなかった場合でも、
大学院進学や資格取得などでキャリアをやり直す選択肢があるのも大きな違いです。

私自身も転職を考えたときに、
「学歴があればもっと選択肢があったのに」と感じる場面がありました。

自分のやりたいことを見つけやすい

大学には4年間という“考える時間”があります。

勉強を通じて興味のある分野を広げたり、
アルバイトや人との出会いを通じて価値観を深めたりする中で、
自分が本当にやりたいことに出会える可能性が高いです。

一方で高卒で働き始めると、
日々の仕事に追われ、ゆっくり将来を考える時間はほとんどありません。

だからこそ今振り返ると、
「一度立ち止まって考える時間があること」自体が大きな価値だと感じています。

まとめ|後悔しないために大切な考え方

ここまでお伝えしてきたように、高卒と大卒にはそれぞれメリットがあります。
人によって合う選択は違うため、「どちらが絶対に正解」というわけではありません。

ただし、私の結論としては、将来の選択肢を広げるという意味では大卒の方が有利だと感じています。

そのうえで、一番避けてほしいのは
「なんとなく大卒」「勉強が嫌だから高卒」といった、思考停止で進路を決めてしまうことです。

中学生や高校生のうちから、自分の将来について真剣に考えることは、
それだけで大きな価値があります。

もちろん、どんな選択をしても実際に経験してみないと分からないことは多いです。
それでも、今の自分がもう一度選び直せるなら、私は迷わず大学進学を選びます。

これから進路を考えるあなたは、
「自分はどんな働き方をしたいのか」「どんな人生を送りたいのか」を一度立ち止まって考えてみてください。

その選択が、将来の後悔を減らす一歩になります。

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