「子育てって、こんなに大変なの?」
仕事も家事もやって、さらに育児までこなす日々に、心も体もクタクタ…。そんな風に感じているパパも多いのではないでしょうか。
一昔前までは、「父親は仕事だけしていればいい」という時代でした。しかし、物価の上昇や共働きの普及により、今やパパも“家庭の戦力”として家事・育児への積極的な参加が求められるようになっています。
この記事では、日々の子育てに疲れてしまった20代パパに向けて、「なぜ、こんなにも子育ては疲れるのか?」と「子育てに疲れたときの対処法3選」を紹介します。
なぜ、こんなにも子育ては疲れるのか?
子育てには、確かに楽しさや喜びがあります。でもその一方で、「体力・気力・時間」をごっそり奪われてしまうのも事実です。
特に20代のパパにとっては、まだまだ仕事でもがむしゃらに頑張らなければいけない時期。そんな中で、家に帰ってからも育児と家事に追われれば、疲れがたまるのは当然です。
さらに、以下のような要因も疲れを加速させます。
- 初めての子育てで精神的にも余裕がない
- パートナーとの役割分担がうまくいかない
- 自分だけの時間がまったく取れない
- 夜勤や交代勤務の場合、家族の生活リズムに合わせるだけでヘトヘト
「子育てって楽しいはずなのに、全然自分の好きなことができない」「気づけば心も体も余裕がなくなってる…」
そんな風に感じるのは、あなただけではありません。
でも、大丈夫です。疲れたときには、ちゃんと休んでいい。時には逃げてもいいんです。
子育てに疲れたときの対処法3選
親や親戚に子どもの面倒を“1日だけ”お願いする
子育てに疲れたとき、思い切って1日だけでも誰かに預ける選択肢を持ちましょう。
もし親や親戚が近くにいるなら、頼ることを遠慮しすぎないでください。育児の大変さを知っているからこそ、きっと力になってくれるはずです。
それに、孫と過ごす時間は親にとっても癒しの時間。あなたが少し休める時間にもなります。
もし身近に頼れる人がいない場合は、家事代行サービスやベビーシッターの利用も検討してみてください。
大切なのは、「夫婦だけで頑張りすぎないこと」。
誰かに頼ることは、決して甘えではなく“賢い選択”です。
完璧なパパを目指しすぎない
「家事も育児も仕事も全部ちゃんとこなさなきゃ」と思っていませんか?
その気持ちは素晴らしいですが、完璧主義は疲れのもとです。
今日は「これくらいでいっか」と肩の力を抜いてみましょう。
疲れた日は正直に「今日はちょっとしんどい」とパートナーに伝えてOK。
コンビニ弁当でも、外食でも、たまには全然アリです。
頑張らない日があるから、頑張れる日が生まれる。
“手を抜く”ではなく、“力を抜く”くらいの気持ちでいましょう。
パパ友又はSNSで共感を得る
子育てで一番辛いのは、「孤独」です。
同じように悩んでいるパパに話すだけでも、気持ちはぐっと軽くなります。
もし身近にパパ友がいなければ、職場の先輩やSNS、ブログなどでも構いません。
XやInstagramでは、子育て中のパパたちが日々の悩みや工夫をシェアしています。
自分の悩みを言語化するだけでも、心が整理されてスッキリしますよ。
「誰かに話す」「共感してもらう」だけで、心はずっと軽くなります。まずは、一言でも吐き出してみてください。
もしそのまま子育て疲れを放置してしまったらどうなるのか?
子育ての疲れを我慢し続けてしまうと、育児うつやメンタル不調に陥るリスクが高まります。
国立成育医療研究センターの調査によると、産後1年間に「メンタルヘルスの不調リスクあり」と判定された父親の割合は11.0%でした。これは、母親の10.8%とほぼ同じ水準です。
▶ 引用:産後、同時期にメンタルヘルスの不調で苦しんでいる夫婦は年間約3万組!?~母子だけでなく、父親も含め世帯単位での支援やアセスメントが必要~/国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
このデータからもわかるように、育児のストレスは父親にとっても他人事ではありません。
「俺は大丈夫」「男だから平気」と思い込んで無理を続けると、ある日突然、心が折れてしまうこともあります。
疲れを感じたら、早めに「疲れた」と言葉に出すこと。
誰かに頼ること、休むこと、自分をいたわること。
これらは弱さではなく、家族を守るために必要な“強さ”です。
子育ては期間限定、ワークライフバランスを意識してみよう
子育ては、一生続くわけではありません。
夜泣きも抱っこも、子どもが成長するにつれて確実に終わりを迎えます。
一方で、仕事はずっと続きます。だからこそ、「今しかできないこと」に少しだけ重心を置くという選択も全然アリです。
「仕事に全力投球すること=キャリア」ではありません。
“父親として育児に関わった経験”も、立派な人生のキャリアです。
働き方を少し調整してもいい。
休日はスマホを置いて、子どもと全力で遊んでもいい。
自分にとって「今、何が一番大切か?」を考えることで、これからの生き方がきっと変わります。
子育て期はあっという間に過ぎていきます。
どうか、“今だからできること”を大切にしてください。
育児にもっと関わるために、必要であれば「育児休業(育休)」の取得も検討してみましょう。
最近では、男性の育休取得も少しずつ広がっています。数週間でも、家族と向き合う時間を持てたことで「人生観が変わった」というパパも少なくありません。
内部リンク:【育休】男性にも長期休暇を!社会に必要な「一度立ち止まる時間」のすすめ – テツパパのおでかけ日和
まとめ|疲れたときほど「自分を大事に」しよう
昭和の父親は、「仕事さえしていればOK」とされる時代でした。
でも、今は違います。仕事だけでなく、家事も育児も当たり前にこなすことが求められる時代。
責任もプレッシャーも、想像以上に大きいのが現代の父親像です。
そんな状況の中で、疲れを感じるのは当たり前のこと。
「俺が頑張らなきゃ」「甘えたらダメだ」と、自分を追い詰めすぎないでください。
疲れたときには、誰かに頼ってもいい。
ほんの少し、自分の気持ちに寄り添うだけでも、心は軽くなります。
育児は大変だけど、同時にかけがえのない時間でもあります。
どうか、無理せず、頑張りすぎず、あなたらしく育児を楽しんでください。
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