先日、広島県立美術館で開催中の「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」に行ってきました。
子どもの頃、NHK教育テレビで見ていた「ハッチポッチステーション」や「クインテット」──
あの懐かしい世界が、そのまま展示として広がっていて、まるで幼い頃にタイムスリップしたような気分に。
特に幼稚園の頃に見ていた番組は、記憶にも深く残っていて、オープニング曲が流れた瞬間、懐かしすぎて思わず足が止まりました。
今回は、かつて同じ番組を見ていた20代・30代の方々に向けて、写真多めで体験レポートをお届けします。

テレビの中にいた“彼ら”が、目の前にいる衝撃
会場に入ると、絵本や原画、パネルなど、懐かしさをくすぐる展示が次々と並びます。
基本的には写真撮影OKで、童心に返って楽しめる空間が広がっていました。
そして、3部屋ほど進んだ先──
ついに出会ってしまいました。生のパペットたちです。
「うわ、いた……」
思わずそんな言葉が漏れるほどの感動。
子どもの頃、毎日テレビの中で見ていた“彼ら”が、今はすぐそこにいる。
手を伸ばせば届きそうな距離に、そのままの姿で佇んでいました。
ここだけは写真NGだったのですが、正直、ここが一番の感動エリアでした。
だからこそ、目の前でじっくり見て、心に焼き付けました。
30歳前後の同世代の方なら、この展示の意味がきっとわかるはずです。
「懐かしい」を通り越して、胸が熱くなるこの瞬間を、ぜひ“生”で体感してほしいと思います。隣の部屋にはパペットたちの展示があったので写真でお届けします。これ全部生で見れたんですよ。

ハッチポッチだけじゃない、懐かしキャラたちが勢ぞろい!
ハッチポッチステーション以外にも、「クインテット」「フックブックロー」「コレナンデ商会」など、NHKキッズ番組を彩った懐かしいキャラクターたちがズラリと登場します。
自分は「クインテット」までの世代だったので、後の番組はあまり詳しくないのですが、
展示を見ているうちに、あるキャラクターにグッと心をつかまれました。
それが、クインテットの“スコアさん”。
なぜかわからないけれど、この姿を見た瞬間、一気に幼稚園の頃の記憶が蘇ったんです。
テレビに夢中になりすぎて、夕ご飯の時間になっても画面の前を動かなかったあの頃。
音楽に合わせて人形たちが楽しそうに動いていたあの世界が、いま目の前にある──
なんとも言えない懐かしさと、胸の奥がじんわり温かくなるような感覚に包まれました。
たとえ番組名を忘れていても、「あーこれ見たことある!」と思える展示ばかり。
自分の“あの頃”とつながるキャラが、きっと見つかるはずです。

どんな人が来てた?1人で行っても大丈夫?
今回は、私ひとりで来場しました。
正直「浮かないかな…?」と少し不安もあったのですが、実際には一人で来ているお客さんも多めで、まったく気になりませんでした。
客層としては、やはり20〜30代が中心といった印象です。
夏休み中にも関わらず、子ども連れの姿はほとんど見かけませんでした。
それだけ、この展示が“あの頃の自分たち”に刺さる内容であることを物語っていると思います。
私が訪れたのは7月31日(木)11時ごろ。
平日の午前中だったこともあり、館内は比較的すいていて、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり観覧できました。
展示のボリュームもかなりあり、気づけば1時間近く夢中になって見ていました。
「行ってみたいけど、1人じゃどうかな…」と思っている方も、全然アリです。むしろ、じっくり世界観に浸れますよ。

展覧の出口にはグッズ販売も!
限定グッズも多数。思い出を持ち帰ろう
展示の出口には、思わず足を止めたくなるグッズコーナーがあります。
- 絵本
- Tシャツ
- クリアファイル
- A4サイズのポスター など…
注意点として、全商品は1人2点までの購入制限あり。
人気商品は売り切れもあるので、気になる方はお早めに。実際に売切れている商品もありました。
ちなみに私は、ポストカードを購入。
帰宅して部屋に飾っただけで、展示の記憶と感動が蘇ってきました。

行く前に知っておきたいこと|アクセス・料金・所要時間など
暑い夏のお出かけになるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
開催情報
- 開催期間: 2025年7月18日(金)〜9月7日(日)※会期中無休
- 開館時間: 9:00〜17:00(※金曜日は20:00まで開館)
- 会場: 広島県立美術館(広島市中区上幟町2−22)
料金
- 一般:1,500円
- 高校生・大学生:1,000円
- 小学生・中学生:700円
※未就学児は無料
アクセス
- 車: 専用駐車場あり(台数に限りあり)
- 公共交通機関: 広島駅から徒歩約10分。
※暑さ対策をお忘れなく!
所要時間
展示数が多く、写真を撮りながらじっくり見ていると1時間くらいはかかります。
時間に余裕をもってどうぞ。
まとめ|迷ってる人、行って。本当に良かったから
正直、私自身も行く前は迷っていました。
「子ども向け番組の展示って、大人の自分が行って浮かないかな…」そんな不安があったんです。
でも、実際に行ってみて思ったのは──
これは、まさに20代・30代の私たち世代のための展示だった、ということ。
懐かしいパペットたち。幼い頃に夢中で見ていた映像。
そして、写真では伝わらない、あの空気感。
だからこそ、現地で“体感”してほしい。
そこには、童心に戻れるような温かい世界が広がっていました。
今回私は広島での展示を訪れましたが、今後は全国巡回も予定されているそうです。
もしお近くで開催されたときには、ぜひ立ち寄ってみてください。
あの頃の記憶が、きっと蘇ってくるはずです。

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